作・演出:作・三好十郎 演出・鵜山仁
キャスト:沖永正志(劇団文化座)・藤原章寛(劇団文化座)・名越志保(文学座)・能登剛・南保大樹・清川佑介・木野雄大・光藤妙子・古田美奈子・東さわ子
スタッフ:美術・乗峯雅寛 照明・古宮俊昭 音響・秦 大介 衣裳・大野典子 宣伝美術・コガワ・ミチヒロ 舞台監督・相川 聡 制作・横川 功(東演)中山博実(文化座)
料金:一般・4000円 シニア・3700円 学生・2500円 [+1]チケット・12000円...3名様のグループにプラス1名様ご招待(東演パラータのみ)
日時・会場 2015年
5月29日(金)19:00
30日(土)14:00/19:00
31日(日)14:00
6月 1日(月)14:00
文化座アトリエ(駒込駅または田端駅より徒歩約12分)
2015年6月7日(日)
佐賀市文化会館(佐賀市日の出一丁目21-10/佐賀駅バスセンターより路線バスあり)
2015年
6月12日(金)19:00
13日(土)14:00
14日(日)14:00
15日(月)14:00
16日(火)19:00
17日(水)14:00
18日(木)19:00
19日(金)19:00
20日(土)19:00
21日(日)14:00
22日(月)14:00
23日(火)14:00
東演パラータ(下北沢駅南口より徒歩約12分)
東京にて、戦後70年共同企画 劇団文化座+劇団東演『廃墟』が上演されます。
「敗戦直後、焼け野原の廃墟に住む歴史学者・柴田欣一郎の一家。柴田は『国民一人分』戦争責任を背負い、大学に休職願を出し闇物資にも手を出そうとしなかった。組合活動に手を染める長男の誠は父親の歴史観を批判し、特攻隊崩れの次男・欣二は虚無的となり自らを持て余していた。父と兄弟二人はそれぞれの思いをただ激しくぶつけ合うが、次女の双葉は人間を許し信じようとする。ほか廃墟に寄り集う者たちを巻き込み、戦後の剥き出しになった現実と真実が綯い交ぜとなり渦巻いていく。
戦後70年......あの戦争で失ったもの、そこから手に入れたもの。あれから、わたしたち日本人が伝え繋げてきたこと、忘れ消し去ってしまったこと。70という節目の年に、今日生まれてきた子供たちの未来のために、そして今を生きているわたしたち自身のために、あの戦争の直後の一コマを追体験してみます。
劇団文化座さんと......この公演は共同企画と銘打ち、両劇団の力を寄せ合って取り組みます。それぞれの本拠地である文化座アトリエと東演パラータで上演いたします。同じ芝居でも、まるで雰囲気の違う小屋でご覧いただくと、また別の味わいを楽しめることでしょう。
作者ゆかりの佐賀市でも......三好十郎は1902年(明治35)佐賀市八戸町で生まれ、1958年(昭和33)世田谷区赤堤で生涯の幕を閉じました。二度の大戦を生き延び、世に数多くの戯曲を遺されました。今回は、作者を偲び敬意を表すためにも、佐賀市文化会館で公演する機会を得られ嬉しく思っています。
10年振り......文学座の鵜山仁氏を演出に迎えるのは、2005年の『フィラデルフィアヘやって来た!』 以来二度目となります。舞台に生きる人物一人一人の心のひだを、丁寧に編み込んでいくような芝居創りは稽古場にいるだけでも気持ちが動き出します。
〔戦後〕というキーワードを掲げつつも、それだけではない。〔過去〕を舞台にしながら、今を感じ、将来に思いを馳せる。〔ナマモノ〕の芝居に立ち会い、一緒に大切な時間を創りましょう。」とのこと。どんな舞台になっているのか、興味をもった方は、是非劇場に足を運んでみて下さい。
お問い合わせは、こちらのメールまで。
(城内さん、お知らせありがとうございます。)