3回目を迎える『本牧アートプロジェクト』では、今年初の取り組みとして、アーティスト・イン・レジデンス『本牧AIR』を実施します。横浜・本牧の町に滞留することで生まれる創造活動を支援し、地域住民との交流を重ねるプログラムで、今年度1名のアーティストを公募します。AIR参加アーティストには、本牧アートプロジェクト2015での成果発表を行っていただきます。
プログラムディレクターからのメッセージをご覧のうえ、奮ってご応募ください。
【募集内容】
1. 実施時期 2015年11月1日以降(応相談)、12月13日まで
2. 募集人数 1名(年齢・性別・国籍不問、ただし日本語でコミュニケーションがとれること)
3. 活動内容 一定期間本牧エリアに滞在し、本牧アートプロジェクト2015において成果物を発表する。(演劇、映画、小説、音楽等/ジャンル不問)
4. 募集〆切 2015年9月10日(木)
5. 参加条件
・ 本牧エリア内に、スタジオ、および宿泊場所(個人宅)を提供します。
・ 制作費5万円まで支給します。
・ 人的サポートをいたします。
※家賃を除く滞在費、交通費は、アーティスト自身の負担となります。
6. 選考方法 プログラムディレクターならびに選考委員会による書類審査の後、面接(遠方の方はスカイプ面談)によって決定。
7. 応募方法 以下の情報を記載した企画書をメールにてお送りください。
1 氏名 [2]年齢 [3]性別 [4]連絡先(住所・電話番号・メールアドレス:PC/携帯電話) [5]アーティストプロフィール(+写真) [6]志望動機(300文字以上) [7]企画(滞在希望期間・できるだけ具体的なプロジェクトの実施内容) [8]参考リンクアドレス(お持ちの方)
8. 申込・問合せ先
NPO法人Offsite Dance Project/E-mail: こちらのメール
※件名を『本牧AIR応募』と記載してください。
++ プログラムディレクター・メッセージ 藤原ちから ++
本牧アートプロジェクト2015では、滞在制作を行うアーティストを公募します。今年度のコンセプトについては、『HONMOKU TIMES』2号に掲載されたディレクターメッセージをお読みください。
昨今、『観光』や『まちづくり』や『コミュニケーション教育』などの分野において、アートの需要は高まっています。アートはそ うした機会を利用するし、利用されもします。近年強まっているこの傾向を、わたしは今は否定しません。だから『アートは社会の役に立つのか?』という問い に対して、わたしは『YES』と答えます。
しかしながら、アートは究極的には、社会が要請するそうした意義や目的に回収しきれるものではなく、もっと自由で、わけのわか らないものを含んでいます。そのためアートは時には人々を畏怖させ、また時には人々を勇気づけてきたし、ひとつの社会の盛衰(せいぜい長くて300年)よ りも、はるかに長い時間を生き延びてきたのです。だから『アートは社会の役に立つのか?』という問いに対して、わたしは『NO』と答えます。
本牧アートプロジェクトは、この一見相反する2つの考えがせめぎ合う場所です。この潮目のような場所に滞在し、次代のアート作品を構想するアーティストを募集します。
今回は個人宅への滞在ということもあり、日本語でのコミュニケーションを必須条件とします。
ご応募、お待ちしています。
本牧アートプロジェクト2015
HONMOKU TIMES 02号(ダウンロード)
主催:NPO法人Offsite Dance Project/助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2015、神奈川県、子どもゆめ基金/共催:HOCS(本牧コミュニティ・ステーション)/特別協賛:株式会社エスタディオホールディングス
(岡崎さん、お知らせありがとうございます。)