演劇ワークショップ 『Meet your clown -vol.8-』~もう一人のわたし自身と出会う旅、遊ぶココロ~
人に笑ってもらうのが大好きな人たちがいます。喜劇の俳優は大抵そうです。とにかくお客さんに笑われたい。たくさん笑ってもらえればそれが自分の喜びだからです。笑われて嬉しがる、そんな人たちです。クラウンは人に笑われる存在。でもクラウンは演じられるキャラクターではなくあなた自身です。誰の中にも、ユニークなお馬鹿なキャラクターは存在します。大失敗してなにも打つ手がなくなった時、凍りついて、その大失敗(flop)と一緒に素直にそこにいられたら、その時、あなたのクラウンがやってきます。子供が遊ぶ時のような真剣さで、笑われずにいられない"わたし"を探してみたいとおもいます。そして、そんな自分がそこにいることの喜び(pleasure)を獲得したいのです。
講師:山上 優 (やまがみ ゆう)
<プロフィール>
俳優、クラウン、演出者。'90年代EDメタリックシアターに解散まで所属。2001年よりフランス人演出家・作家、フィリップ・ゴーリエに師事、2003年渡仏しパリ、エコール・フィリップ・ゴーリエ演劇学校に学ぶ。2004-2005シーズンは同校にてアシスタント講師をつとめ、また、日本人をパロディにしたソロのクラウン作品をパリで発表し好評を得る。2006年同じ門下のイギリス人、スペイン人俳優らと演劇ユニットL'équipeThree Lemons (スリーレモンズ)を結成、クラウンとブッフォンをテーマにした即興創作劇で演出を担当。2009年テアトル・ド・ソレイユのWSに俳優として参加。現在までパリ、東京で活動する。都立総合芸術高等学校講師。<個人サイト>
【ワークショップ Meet your clownのこれまで】
2006年第一回、クラウン・ワークショップ開催(会場:青山こどもの城)参加者の中から期せずして4名が渡仏、母校エコール・フィリップ・ゴーリエに留学。その後vol.2以降の参加者からも3名が渡仏。ワークショップをきっかけに、『笑われたい』ココロは止まらず、8000マイルの距離を軽々と超えていく。今回一年半ぶり8回目となる。
【Philippe Gaulier フィリップ・ゴーリエ】(1943~)ジャック・ルコック国際演劇学校元教授、パリ・フィリップ・ゴーリエ演劇学校校長。テアトル・ド・コンプリシテのメンバーらを輩出し大きな影響を与えたことは広く知られる。現在世界各国でワークショップを行い、パリの学校ではフランスにありながら世界中から集まる俳優たちに、独自の教育法をもって指導。俳優の個性を引き出し、驚くべき美しい瞬間をつくりつづけている。
募集:俳優、またはクラウン、演劇に興味のある健康な方。年齢不問。(全日程参加できる方優先)
日程:2017年 5月15日(月)~5月19日(金) 5日間 30時間
11:00~17:00(休憩を含む)
会場:ゴコクジスタジオ(文京区)詳細は参加者の方にお知らせします。
参加費:22000円 (参加初日にお支払い下さい。全日参加でない方は1日5000円)
定員:16名
申込み:氏名(ふりがな)・連絡先メールアドレス・経歴を記載したメールをお送り下さい。
宛先:こちらのメール
(山上さん、お知らせありがとうございます。)