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2019年6月 6日

小林志郎先生主宰 TIS/D&TE since2015 演劇教育研究ゼミ 鶴屋南北とブレヒトとギリシャ悲劇とリーダーズシアター『鶴屋の会』

小林志郎ゼミ TIS/D&TE since 2015 第13回/seasonIV[1]教育と演劇のための『ドラマ/シアター・ゲームと即興』 [2]鶴屋南北作『桜姫東文章』のリーダーズ・シアター(深川江戸資料館協力事業)

【Subject】鶴屋南北とブレヒトとギリシャ悲劇とリーダーズシアター『鶴屋の会』
◆開催日時:2019年6/13(木) 18:30 ~ 21:30
◆会場 :大久保地域センター 会議室B(JR山手線『新大久保』徒歩8分、副都心線『東新宿』徒歩3分)
◆参加費:1,000円(学生500円)

- 感情の同化を抑制する。観客を巻き込まない。(私たちは観客を感情的に同化させる力は不十分である。)
- 歌や踊り,視覚的な手段などによって、観客は舞台上の出来事に対して感情的に同化することを阻害され、事件に対し知的な理解を促す。
- 観客の判断力を残しておく。(そんなことが可能だろうか)

演劇は人々に社会に衝撃や混乱を与え、社会に対する考え方に揺さぶりを与える。ギリシャの人たちは人間の運命に潜む不合理性を突き止めたいと願った。人間は論理的に明しがたい存在であると直感的に知っていた。ギリシャ悲劇は人間が持つ不合理性を追求し、『理論で説明できないものは肉体で表現されるといい。つまり演劇として表現されるといい。』と彼らは考えた。南北におけるト書きの朗読者をギリシャ悲劇のコロスに呼応させる。朗読者・コロスは舞台前面に半円形に位置し、朗読の主役となる。テスピアン(役を読む朗読者)は後方の一段高いプラットフォームに位置し、セリフを朗読する。登場しない時はコロスの一員となる。ト書きだけでなく、台詞の群読にも挑戦する。

■詳細
【活動1】教育と演劇のための『ドラマ/シアター・ゲームと即興』
一昨年発行した『44ドラマ/シアター・ゲームと即興のエクササイズ』の内容を充実させるため、三輪えり花、西海真理、小林由利子、篠本賢一の4氏に、2ないし4個のドラマや即興を使うトレーニング手法を執筆していただいた。『60撰 ドラマ/シアター・ゲームと即興のエクササイズ』発刊に向け実践&討論する。
【活動2】鶴屋南北作『桜姫東文章』のリーダーズ・シアターのための製作事務及び稽古
◆毎月 原則として第2、第4木曜開催  ※7、8月には臨時稽古が入ります。

【講師&ゼミのトータル・コーディネーター】
《小林志郎》東京学芸大学名誉教授・元副学長。有明教育芸術短期大学終身名誉学長。高等教育におけるパーフォーミング・アーツ(演劇・舞踊・音楽)教育のフィロソフィの構築とその実際に尽力。理論の中心は、日本の伝統芸術(能狂言と歌舞伎、日本舞踊、日本の伝統音楽)の基礎教育と西洋の芸術教育との融合におかれた。専門は演劇教育学、現代演出論。

【お申込はこちらから】
◆メール 演劇教育研究ゼミ事務局 こちらのメール (氏名・参加申込回・一般/学生・お電話番号をご明記ください)


(いちさん、お知らせありがとうございます。)

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