作・演出:脚本・演出:堀川炎
キャスト:石川彰子、中藤奨(以上、青年団)、堀川炎(世田谷シルク) 大迫健司、荻野祐輔、代田正彦(★☆北区AKT STAGE)、中島有紀乃
スタッフ:・スタッフ 脚本・演出・チラシデザイン:堀川 炎(世田谷シルク/青年団)、演出補:早坂 彩(青年団)、 演出助手:福井 花(青年団)、海野広雄(世田谷シルク)、美術:鈴木健介(青年団)、 舞台監督:土居 歩、音響:佐久間修一、照明:阿部将之(LICHT-ER) 、 写真:三浦雨林(青年団)、映像:畑中涼真、制作:金城七々海、メンバー:佐藤優子、武井希未 協力:★☆北区AKT STAGE、LICHT-ER、レトル 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
日時:8月13日(火)19時30分 8月14日(水)19時30分 8月15日(木)14時/19時30分 8月16日(金)19時30分 8月17日(土)11時/18時 8月18日(日)14時
場所:・会場 こまばアゴラ劇場 〒153-0041 東京都目黒区駒場1-11?13 (京王井の頭線 駒場東大前駅から徒歩3分) *会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。 *劇場が建物の2階部分にあり、階段からのご入場となっております。 車椅子など、階段でのご入場が難しい方は劇団までご相談ください。 tel. 03-3467-2743
料金:一般(予約・当日)3,500円 U-25(予約・当日)2,500円
・チケット取り扱い 6月29日(土)より発売
tel. 03-3469-9107(12:00-20:00) web. www.seinendan.org (オンライン予約あり)
東京にて、青年団リンク 世田谷シルク「工場」が上演されます。
「『世界は"すこし変"で彩られている。』
自分はこの国では外国人だ。この工場にやってきて、廃液処理の仕事にありついた。職場の人間はやさしい。だけど、規則が山のようにある。会社への到着は始業 30 分前、朝の 7 時 45 分からは全員でラジオ体操。朝礼、過去のトラブルを復唱、業務。廃液を適当に流したら、ブザーが鳴って重大責任。始末書を書かされた。お昼は 30 分間職場の電気がついて、残りの 30 分は節電消灯。昼礼、また体操、企業理念の唱和。指をすりむいてシップを貼ると、労災だとえらい騒ぎのように近寄ってくる。床のボルトにつまずけば、理由を労働環境から書き、最後にはその時の精神状態まで提出する。終わりのチャイムが鳴った。勢いよく席を立つと、空気を読めと注意された。周りはまだ、仕事をしている。調和、規則、団体行動。一日でいやになったが、出稼ぎにきているから辞められない。そしたら、ドモリの社員がチョコをくれた。彼はほとんど、話さない。話してドモルと、言いなおすまでに時間がかかる。すると待っている相手との間に、変な空気が流れる。だから話さない、のだと思う。屋上で廃棄ダクトの点検中、そんなことを考えていたらドモリの彼がやってきた。それで急にタバコを取り出してふかしはじめた。ここは禁煙だ。それなのに、『イイイイ、・・・イイッポン、ドドドドウ・・?』なんて勧めてくる。自分は煙草が吸えないと断った。しかしその煙草をふかしている後ろ姿をみながら、意外と度胸があるし、こいつもうまいことやっているなと感心した。それからして気がついたことがある。トイレには携帯を持って行く人がいる、ラジオ体操は、目をつぶったままの人がいる、仕事をしているようで、マウスをコロコロしているだけの人がいるということだった。規則の多いこの工場は、色々なものに縛られている。だけど、案外それを窮屈に感じていないのか、意外とみんな上手くやっているようだ。」どんな舞台になっているのか、興味をもった方は、是非劇場に足を運んでみて下さい。
お問い合わせは、090-8025-5044(劇団)、またはこちらのメールまで。
詳細はこちら
稽古場ブログ
ツイッター→ @setagayasilk08
(さとうさん、お知らせありがとうございます。)