作・演出:作/佃 典彦 演出/松本祐子
キャスト:鵜澤秀行、中村彰男、高橋ひろし、亀田佳明、奥田一平、 奥山美代子、吉野実紗、平体まひろ
スタッフ:美術:杉山 至 照明:賀澤 礼子 音響:今西 工 衣裳:宮本 宣子 演出補:的早 孝起 舞台監督:岡野 浩之 制作:白田 聡、最首志麻子、友谷達之
日時:2019/10/18 (金) ~ 27 (日)
場所:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
料金:一般6,200円 夜割(10/18・21)4,500円 夫婦割11,000円※ ユースチケット(25歳以下)3,800円 中・高校生2,500円※ ※文学座のみお取り扱い
東京にて、文学座「一銭陶貨 ~七億分の一の奇跡~」が上演されます。
「昭和19年、愛知県瀬戸。加藤家は代々、陶芸家の家系で瀬戸の町では一目置かれた存在である。加藤嘉男は一流陶芸家でかつては瀬戸の赤鬼と称される程の才能の持ち主だったが、今はただの、酒好きで妻のトヨには全く頭が上がらない。この家には二人の息子がいる。長男の和雄は陶芸の才能豊かで学校でも優等生、しかし今は戦地に赴いている。一方、次男の昭二は幼い時の事故がもとで足が不自由、陶芸の才能にも乏しく、徴兵不合格の身でお国のためにもならない役立たずである。そしてもう一人、三年前からここでお手伝いさんとして働いている秋代。賢くはないが、前向きなのが取り柄の娘である。戦況が厳しくなり、陶芸の窯の燃料の石炭にも不足し、瀬戸の職人の中には代用品として、陶製の手榴弾を作り始める者もあらわれる。トヨは大事な長男を奪い、瀬戸の職人の仕事も奪いつつある戦争のことを憎んでいる。そんな時、陶器会社の井上がある報せを持って来た。金属不足を補うために大蔵省は金属貨幣に替えて陶器貨幣を発行することを決定、有田、瀬戸が製造地として選定されたというのだ。話を持ってきた井上も、割れない陶器のお金を作ることの難しさは重々承知しているが、上の決定には逆らえないので、加藤家に話を通そうとしたのだ。しかし、トヨは『何がお国のためだ!』と猛反対。嘉男も、そもそも技術的に無理だと主張する。ところが、その話を聞いていた昭二は違った。『これを成功させたら兄貴を見返すことが出来る』昭二は今までの鬱積の全てを陶貨作りにぶつけようとするが...。」どんな舞台になっているのか、興味をもった方は、是非劇場に足を運んでみて下さい。
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