日本劇作家協会『せりふを読んでみよう』ワークショップ ⇒詳細
第9回 講師=マキノノゾミ
『『かもめ』第二幕を読んでみる』
あまりに有名なのに手ごわいチェーホフ戯曲を、劇作家の視点から掘り直して読んでみる試みです。チェーホフは陽気に見えて傷つきやすく、繊細かつ傲慢で、親切かつ皮肉屋で正義の人です。いわばめんどうくさい人なのです。ならばいっそ可能なかぎり想像的にその劇作家の立場に立ち、自作をどう演じてほしいのかを考えるという遡行的なアプローチも有効ではないかと思うのです。今回は『かもめ』の中でもっとも面白くて難しい第二幕をそのテキストに、この戯曲がなぜ『喜劇』なのかを考えてみたいと思います。
[講師プロフィール]マキノ ノゾミ 劇作家・演出家。1959年、静岡県生まれ。同志社大学卒業。大学在学中より演劇を始め、1984年に劇団M.O.Pを旗揚げ。『東京原子核クラブ』で読売文学賞、『高き彼物』で鶴屋南北戯曲賞、『黒いハンカチーフ』と『赤シャツ』で紀伊國屋演劇賞個人賞、『ローマの休日』で菊田一夫賞など受賞多数。近作に、文学座『再びこの地を踏まず-異説・野口英世物語-』(作。演出は西川信廣)、『SIZUKO!QUEEN OF BOOGIE』(作。演出は白井晃・豊田めぐみ)など。NHK連続テレビ小説『まんてん』など映像作品も数多く手がける。日本劇作家協会副会長。
【スケジュール】2019年11月7日(木)・8日(金)・9日(土)・10日(日)
【会場】7日=芸能花伝舎[東京都新宿区西新宿6-12-30]
8日・9日=梅ヶ丘BOX[世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘B1F]
10日=スターダス21 稽古場[東京都板橋区小茂根4丁目18-16 B1F]
【応募受付期間】10月10日(木)0:00-23日(水)23:59締切
【募集要項】
[定員]俳優=10名程度/劇作家=5名程度
[参加費]俳優=4日間4,000円/劇作家=無料 (別途テキスト代がかかる場合があります)
[応募条件]
《俳優》
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
・20歳以上
・舞台経験2年以上
・プロの俳優として生計を立てていくことを目標にしている方、特に戯曲の読解を学びたい方
《劇作家》
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
・年齢不問
・1作以上の戯曲執筆経験のある方
・今後も書き続ける意志をお持ちの方、プロの劇作家を目指す方
[応募方法]劇作家協会ウェブサイトをご覧ください
【お問合せ】日本劇作家協会 事務局 TEL: 080-9380-4025(制作/久保田) MAIL: こちらのメール (せりふWS専用)
(久保田さん、お知らせありがとうございます。)