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2024年1月 5日

鳥の劇場 三島由紀夫『近代能楽集』より『卒塔婆小町』『弱法師』

作・演出:中島諒人 演出
キャスト:阿部一徳 齊藤頼陽 小菅紘史 大田信之介 中川玲奈 後藤詩織 松下朋花 高橋等 安田茉耶


日時:2024年2月9日(金)~2月25日(日)
場所:議場劇場(鳥取市役所鹿野町総合支所3階)
料金:1演目につき、大人2000円・大学生1000円・18歳以下500円・小学生以下無料 ※演目ごとにチケットが必要です。リピート半券割引あり。詳細はWebサイトをご覧ください。
【ご予約・お問い合わせ】ご予約は、電話・ウェブ・電子メールでお受けします。料金はご来場時にお支払いください。※座席に限りがありますので、ご予約の際には、入場料が無料の方の人数もおしらせください。
チケット料金 (日時指定あり、すべて自由席)
二本立て公演ではありません。料金はそれぞれの演目で発生します。
大人:2,000円 / 大学生:1,000円 / 18歳以下:500円 / 小学生以下:無料
リピート半券割引 同じ演目でも可。チケットの半券をご提示ください。大人:1,500円 / 大学生:500円 / 18歳以下:無料 / 小学生以下:無料
予約受付窓口・お問い合わせ 電話/0857-84-3268 電子メール:こちらのメール ウェブ予約フォーム
予約受付は、2024年1月6日(土)10時より
【上演をもっと多くの方に楽しんでいただくために】
・リピート半券割引
・無料送迎バス運行(土日祝)
・字幕(日本語・英語)サービス
・バリアフリーを目指した取り組み
・無料託児サービス
を行います。詳細はWebサイトをご覧ください。

 鳥取にて、鳥の劇場 三島由紀夫『近代能楽集』より『卒塔婆小町』『弱法師』が上演されます。
 「『卒塔婆小町』詩人のロマンチックな空想と老婆の記憶がきらびやかな虚構を引き寄せる。大都市の夜の公園。浮浪者のような老婆と若い詩人が出会う。詩人は夜の公園に集まる若いカップルたちを題材にロマンチックな詩を書いている。詩人が老婆に興味を持つ。二人は愛や生と死についての問答をするが、そのうち老婆の導きで明治時代の鹿鳴館に遡り、美男・深草中将と美女・小町となる。
 『弱法師』空襲による猛火で視力を失った美青年が世界を覆う嘘に激しい怒りをぶつける。太平洋戦争の空襲による猛火のため盲目となり戦災孤児となった俊徳。戦後15年経ち、育ての父母と実の父母が親権を争い、裁判所で調停員桜間級子のもとに会している。両夫婦は俊徳に気に入られようと言葉を尽くすが、彼は冷ややかに親たちを振り回す。桜間と二人きりとなった俊徳は、空襲の地獄を語り始める。
 【耽美的で奇怪、でも清々しい三島由紀夫の世界】鳥の劇場では、三島由紀夫『近代能楽集』八作のうち、『班女』『熊野』『綾の鼓』『葵上』を上演してきました。凝縮された劇世界の中、怪物のような登場人物が、非倫理的だったり破壊的だったりする強烈な情念を、作家独特のきらきらの日本語で堂々と語ります。その言葉は異様ですが、よくよく聞くと人間の切実な欲望に支えられている。一言で言えば『愛されたい』。三島の言葉は耽美的で奇怪とも見えるのですが、実は正直で清々しいのです。わたしたちの抑圧した願いを反映しているからでしょう。『卒塔婆小町』は、近代化した東京と鹿鳴館時代を重ね、明治以来の日本人の西洋文化崇拝と日本人の精神のあり方を見つめます。『弱法師』は、盲目となった戦災孤児の姿に作家自身の戦後の心情を重ねた自伝的性格の強い作品です。亡くなって50年以上経った今も、日本人の心に引っかかり続ける作家三島由紀夫の世界をご堪能ください。演出家 中島諒人」どんな舞台になっているのか、興味をもった方は、是非劇場に足を運んでみて下さい。
 お問い合わせは、こちらのメールまで。


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(由井さん、お知らせありがとうございます。)

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