作:白石征
構成:水嶋カンナ 演出:金守珍
■キャスト
水嶋カンナ、寺田結美、森岡朋奈、のぐち和美、山﨑美貴、山上優、小谷佳加、禿恵、浜田えり子、染谷知里、本間美彩、河西茉祐、山田のぞみ、三輪桂古、南蔵院瑠璃、手塚日菜子、月岡ゆめ、
津軽三味線・歌:駒田早代 人形遣い:百鬼ゆめひな
小栗判官役 寺田結美
照手姫(小萩)役 森岡朋奈
丹後の局役 南蔵院瑠璃
おかね役・遊行上人役 山﨑美貴
餓鬼阿弥役 水嶋カンナ
長右衛門・池の庄司役 山上優
後藤左衛門・梶川役 小谷佳加
鬼王役 本間美彩
鬼次役 山田のぞみ
横山大膳役 のぐち和美
横山家継役 三輪桂古
横山三郎役 染谷知里
人買い仙次 禿恵
斉藤役 山田のぞみ
梶川役 三輪桂古
楓役 浜田えみ子
撫子役 月岡ゆめ
桔梗役 手塚日菜子
説教節・子供役 河西茉祐
津軽三味線弾・歌 駒田早代
人形遣い 百鬼ゆめひな
■スタッフ
照明 泉次雄+ライズ/舞台美術 大塚聡+百八竜 /舞台監督 竹原孝文/振付 大川妙子/殺陣 佐藤正行 / 作曲・音響 大貫誉 /衣装 笹木明日香 /ヘアメイク 川村和枝 / 宣伝画 南蔵院瑠璃 /宣伝デザイン 福田真一/票券 style officeプロデューサー 水嶋カンナ / 企画製作・主催 (株)Project Nyx
協力 ライズ、エスイーシステム、武人会、P.bird、文化座、青蛾館、
東京公演 下北沢 ザ・スズナリ
2024年2月8日~14日 10回公演
12月末から稽古開始予定
5日(月)仕込み
6日(火)仕込み
7日(水)場当たり・ゲネ
8日(木)19:00
9日(金)14:00
10日(土)14:00/19:00
11日(日)14:00
12日(月)14:00/19:00
13日(火)14:00/19:00
14日(水)14:00
チケット料金(指定席)一般 5000円 当日5500円 U25 2500円
藤沢公演 遊行寺本堂 2024年2月17日~18日 3回公演
16日(金)仕込み
17日(土)13:00/17:00
18日(日)14:00
チケット料金(自由席)一般 4500円 当日5000円 U25 2500円
Project Nyx(プロジェクト・ニクス) 新宿梁山泊の水嶋カンナが06年に立ち上げた、不朽の名作から知られざる傑作まで、忘却の彼方に漂うイメージに息を吹き込み、現代のパフォーマンスとして蘇らせる実験演劇ユニット。さまざまなジャンルのアーティストが出逢うことにより、演劇という枠を超え、音楽、舞踊、アートが融合した新たなエンターテインメントの創造を志す。第1回公演『かもめ或いは寺山修司の少女論』では、映画のはねた映画館で、映像、朗読、人形、演劇の融合を試み、いままでにない不思議な舞台空間を生み出した。第4回公演『星の王子さま』(ザムザ阿佐ヶ谷)では、女性劇として蘭妖子、渚ようこ、中山ラビなどを迎え動員を伸ばし、第6回公演『星の王子さま』(再演・吉祥寺シアター)ではカルメン・マキが出演、第7回公演『伯爵令嬢小鷹狩掬子 の七つの大罪』(ザ・スズナリ)では、寺島しのぶの主演で話題になり、観客動員を伸ばした。また、第8回公演『浅草版・くるみ割り人形』では、毬谷友子を主演に迎え、アンダーグラウンド版・宝塚として、女性だけによるスーパー・エンターテインメントを確立、第10回公演『上海異人娼館』では、吉田日出子が出演し、名曲『ウエルカム上海』を熱唱。第11回公演『宝島』(シアターウエスト)では、ピンク・レディーの未唯mieを迎え、第14回公演『新宿版千一夜物語』では、カリスマバンド・シャカラビッツを迎えロックアンダーグラウンドを展開。『時代はサーカスの象にのって』では、新宿FACEのプロレスリングを舞台に、ライブ感覚のミュージカルを創作し、寺山修司の金字塔『奴婢訓』を女性のみで公演するなど、アヴァンギャルドな展開を続けている。2020年に『新雪之丞変化』公演で女歌舞伎の新たなジャンルを生み出し好評を博した。
金 守珍 SUJIN KIM 蜷川スタジオを経て、唐十郎主宰『状況劇場』で役者として活躍。 蜷川と唐という『アングラ・小劇場』の代表とも言うべき演出家から直接に指導を受ける。その後、新宿梁山泊を創立。旗揚げより新宿梁山泊公演の演出を手掛ける。 テント空間、劇場空間を存分に使うダイナミックな演出力が認められている。89年『千年の孤独』で89テアトロ演劇賞受賞。93年『少女都市からの呼び声』で文化庁芸術祭賞受賞し、翌年94年に、フランスアビニョン演劇祭正式招待を受ける。97年にはオーストラリア国立演劇学校から『特別講師』として招かれ、世界に通用する演出家と評判を呼んだ。99年にはニューヨークで『少女都市からの呼び声』を公演。その後、コロンビア大学にて特別講師として、清水邦夫作『楽屋』を演出。98年『飛龍伝』で読売演劇大賞演出家賞受賞。また、演出以外にも、映画監督、外部公演への出演、NHKドラマ、CM出演等、幅広く活躍している。01年、映画『夜を賭けて』にて初監督。02年全国公開され、第57回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人監督賞/2002年度第43回日本映画監督協会新人賞を受賞。近年では、師匠と仰ぐ、蜷川幸雄の舞台『血は立ったまま眠っている』『下谷万年町物語』『盲導犬』に出演。2016年8月、蜷川幸雄追悼公演『ビニールの城』で演出を担い。2019年には、シアターコクーンオンレパートリー『唐版 風の又三郎』、2021年には『泥人魚』(宮沢りえ主演)、2023年には『少女都市からの呼び声』(安田章大主演)の演出で好評を博した。2023年『下谷万年町物語』『青ひげ公の城』の演出で第57回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。
水嶋カンナ KANNA MIZUSHIMA 青年座研究所を卒業し、94年『青き美しきアジア』より新宿梁山泊に参加。唐十郎作品『ベンガルの虎』「ジャガーの眼」、『少女仮面』、『二都物語』で、主演をつとめる。また、映画『夜を賭けて』(金守珍監督)、ダンスコラボレーション舞台『上海異人娼館』、『美女と野獣』の制作を担った際に、宇野亜喜良氏と出会い、その世界観に魅せられ、06年に、Project Nyxを立ち上げ、代表、プロデューサーを務める。現在、ProjectNyx 主宰の他、新宿梁山泊にも参加し、テント女優としても活躍。
東京・藤沢にて、Project Nyx 第27回公演「女歌舞伎 小栗判官と照手姫 ~愛の奇蹟~」が上演されます。
「相愛の夫、小栗判官と死に別れた照手姫は遊女に身をおとし、沈倫の生活をおくっていた。 ある時、美濃の宿で出逢った土車にのせられた餓鬼阿弥(がきあみ)の姿に心惹かれ、それが地獄から帰還した夫、小栗判官とは知らず介抱することになる。そして記憶を失い、変り果てた餓鬼阿弥の回復を願って、自ら熊野路へと献身的に車を引いてゆく。回転する車輪につれて、小栗は、愉しかった二人の恋の出逢いを少しずつ思い出し、やがて熊野の奇蹟の湯によって快癒した小栗が、かつての記憶を取り戻したとき、過去の壮絶な神殺し〈小栗暗殺〉の真相が浮かび上がる。 そして、照手の出自である地方共同体の供犠の生贄となり果てた貴種小栗判官の、その 死の現場空間にまで辿りついき、照手の魂は、あらためて愛する夫を抱きしめる。 生も死もない浄土という人間の見果てぬ世界で、二人は永遠の微笑を交わしあう。
ProjectNyxの女歌舞伎・第一弾「新雪之丞変化」、第二弾「さんせう太夫」に続く第三弾には、歌舞伎や浄瑠璃の演目としても広く知られている「小栗判官と照手姫」に挑戦いたします。白石征が、中世説経節を演劇的実践によって読み解き、数奇な運命に翻弄される、夫婦の涙の試練と、人間環境が作り出す心の狭間を描いた珠玉の作品です。女性だけによる女歌舞伎として仕立てる性の逆転発想に加え、和洋折衷のアヴァンギャルドなビジュアル、そして金守珍の疾走する華麗な演出で、Project Nyxのエンターテインメント女歌舞伎の集大成を創造します。」どんな舞台になっているのか、興味をもった方は、是非劇場に足を運んでみて下さい。
お問い合わせは、Project Nyx 03-5799-7404、またはこちらのメールまで。
(いまいさん、お知らせありがとうございます。)